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・人間関係
うろ覚えだけど、
教科書に載るような偉人も、言っていた気がする。
人生は真ん中を目指そう、的なこと。
私は真ん中で居る、と思う。
端っこの方が安心するけれど
1人になる勇気もないし
自分の考えを持つほど
賢くもない。
だけど
頼りない足を踏ん張って
真ん中に立っていても
世の中というのは非情で
風がビュービューと吹いてくる
雨が自分を押しつぶすように降ってくる
そんな環境の中では
自分はまるで葦のように
吹き飛ばされて
叩き潰される。
こんなことになるのは、真ん中だけで
そのすぐ隣は、何にもなくて平和に見える。
自分の貧相な信念は、隣に行きたいと叫ぶ。
行こうとして、でも気付くんだ。
向こうにいる人と自分の姿
あまりにも違うことに。
受け入れてくれるだろうか
今までここにいて
まるで逃げていたように見えるのではないか
逃げた奴が今さら…
自分の頼りない足はそんな考えですぐに動かなくなる。
疲れ切った葦は、同じ真ん中にまた根を下ろす。
雑草のように強くなる日を夢みて、また風に吹かれ、雨を浴びる。
真ん中で、ひとりぼっちでいるのは辛いのです。
1番ラクだと周りは言うけれど
どうにも出来ない自分が情けなくなるのです。
自分の無力さを感じて、それでもそこに居続けるしかないのです。
自分には、考えをしっかり持って
隣にいるあなたの方が、よっぽどラクに見えるのです。
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