2月15日 日曜日 たそがれどき

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ぼくは、あの舞台袖のように、小さな声で、彼女にだけ聞こえる声で話すことにした。 大好きだったユイ姉さんのこと。 ヒルマの恋とぼくの恋が重なって見えたこと。 ちょっといいなと思っていたミライさんのこと。 彼女が弟のことを好いているのに、弟はそうでもないこと。 両親のこと。 アンコンのこと。 これからのこと。 本当は、フミオの好意に気づいていたこと、 それにつけ込んでいた気持ちがあったことと、 フタバのことは 言わなかった。
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