脳内ライブラリアン

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都心から電車で30分ほど、車窓から見えるコンクリートが木々に変わっていく様を見終えると無人駅に着く。 無人駅を降りて、向かって右へ歩く。 しばらくして見えたのは、寂れた古書店の様な佇まいでありながら、図書館と書かれた看板を掲げる建物であった。 緑豊かで民家がちらほらと見える程度の風景に、どこか溶け込めずにいる建物の中に少年が一人。 《脳内ライブラリアン》
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