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あ、これ、やば・・・
「ぴぎゃーーーーーっ!!!」
俺の耳はまだたたまれて頭にくっついた形だが、耳元ですごい音量。
俺の感覚は鋭いんだってば。
もうたまらん。
『ヤメ!』
俺は命じた。
姫はびっくりしてぴたりと鳴き止む。
おお、心話が通じるじゃないか。
『オスワリ!』
姫はぺたんと尻をつく。
俺はよたよたと幼児の所へ歩いて行った。
『オテ!』
差し出された手に、俺は前足をのせてやる。
ほら、ぷにぷにさせてやるから鳴くんじゃねえよ。
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