リトライ

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でも、私が驚いたことを知っていて…… 私に手紙をくれるような人…… 「そんなヤツ、クラスにいたかな?」 うーーーん、わからない! 分析を試みるが、まったく見当がつかない。 もしかしたら、偶然勘違いするリアクションが重なったのかもしれないし。 「出し間違えてますよーーー」 無駄と分かっていながら、返事の無い手紙に話しかけた。 しかし、嫌な気はしなかった。 丁寧な文字からは、誠実さも十分に感じていたから。 きっと、本当に話したいことがあるのだろう。 私は、とりあえず、相手が出し間違いに気づくことを祈った。 翌日は、ドキドキしながら覗いたが、手紙は入っていなかった。 やっと気づいてくれたんだ! そんな思いで、ホッとした。 まったく、お騒がせなヤツだ! 安堵に包まれたその日は、七月後半に控えたクラスマッチのチーム分けの話し合いがあった。
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