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実は、ここは理系クラス。
物理と化学選択のクラスで、二年、三年と二年間、ほぼ全員が同じクラス。
そして、女子が八人、男子が三十二人の計四十人クラスだ。
人数の少ない女子は、種目が選べず、チームの数合わせでか、必然的にバレーボール決定となり、男子は、バレーとサッカーに分かれるようになっていた。
そして、ただいま、男子が二つに分かれるために話し合いの真っ最中だ。
黒板の前に立つ代表に、それぞれがしたい競技の方に名前を言って、書かせている。
もめる事は無い。
男子は、そこら辺は適当にこだわりなく、気持ちよく分かれる。
そもそも、私が理系に進学した理由は三つあった。
第一に、数学が得意だったこと。
全教科まんべんなく普通の点数だけど、その中でも数学が突出して好成績だったこと。
ひと教科に頼るのは危険だが、結構な大黒柱として、今も変わらず私に安定した成績を保たせてくれている。
まあ、普通の理由だ。
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