リトライ

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山本君とは親しい間柄のようだったから、告白の事を話したのかもしれない。 いや、話すだろう。 そして、私の返事も話したのかもしれない。 山本君を振った私は、嫌われたのだろうか? それとも、私の想いを知って拒まれたのだろうか? でも、確認する勇気もなく、ただ、おおよそ、多分そう言うことだろうと察することしか出来なかった。 山本君を振った翌日、私も、大切にしていた人にフラれた。 苦い思い出だ。 前の日まで楽しく過ごしていた人と過ごせなくなる日常。 告白もしていないのに、チャンスも与えられなくて。 一瞬で、消えてしまった。 ………… ………………
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