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「仕方ない、ジュース奢れよ」
「はい。神さま、田山様」
気のいい田山で助かった。
田山も、緊急事態を察してくれたらしい。
かなり苦戦したのか、少しヨレヨレのプリントを受け取ると、私は必死にプリントを写し始めた。
自分の名誉の為に再度言っておくが、普段は、絶対にないのだ。
あくまでも三分の一のはずだったのに。
でも、十五枚全部は、かなりの労働だった。
「よーし、はじめるぞー」
ザビエルの朝のホームルームが始まる。
いつもの点呼から始まった。
大した内容の事は言ってない。
私は、耳で聞き流しながら、内職を続けた。
そして、ホームルームが滞りなく終わると、ザビエルが声をあげた。
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