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「ん、んぅー。」
私は体の倦怠感という名の気だるさを我慢し目を覚ますとそこは見渡す限りの白の世界だった。
「って、ここどこやねーーーん!!」
いやいや!!ゲーム起動して目が覚めたら不思議な空間って!!なんつう、ファンタジー設定ですかぃ!?
私が周りをジロジロ観察しながら8の字でウロウロしていると天井からひょうきんな声が降ってきた。
『きーみ!』
「ん?」
私が左右キョロキョロしていると、
『君だよ!君!!』
私の目の前に逆さまの男の顔があった!!
「いっやぁぁぁあああっ!!」
バチーーン!!
私が男の顔を叩くと男は吹っ飛ばされて地面に落下した。
ドターン!!
「いっつぅー。もう!!出会い頭にビンタなんて君酷すぎるよっ!?」
「いやいや!!急に逆さまで出てくるほうが無礼でしょうが!!」
私が怒鳴りあげてやると男は「はぁ……。」とため息をつき私をチラッと見てもう一度ため息をついた。
「人の顔を見てため息吐かないで!!で!ここはどこなの!?説明しなさいよ!」
私が説明を求めると、男はあぐらをかいて宙に浮き、説明し出した。
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