明日はきっと明るいから

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翌日。 朝から未練タラタラで別れた彼女から電話があった。 よりを戻したいらしい。願ったり叶ったりだ。 上司から昇進の話があった。 今まで厳しく当たっていたのは、お前が絶対に上へ登る人間だと信じていたからだといわれた。 嬉しい。 信号は進路を遮らないし、今日は2回も逆ナンされてしまった。 そしてオレはこう断るのだ。「すみません、彼女がいるので」 少しの優越感。 お昼ご飯を食べに行った店では久しぶりに高校の友人に会った。仲が良かったが、就職してからは中々会えていなかった。 話に花が咲き、今度遊びに行こうという話になった。 楽しみだ。 今なら宝くじを買えば当たる気がする。 そう思い寄った宝くじ屋でスクラッチの宝くじを削れば100万円大当たり。 それで彼女へのプレゼントを買い意気揚々と家へ向かう。 まだ持っていたらしいうちの合鍵で入ったらしい彼女が手料理を作ってくれていた。 信じられない幸運、ホントに訪れたじゃないか。 バカにして悪かったとメガネを手に取る。 少しだけデメリットが頭をよぎったが、なんのことはない。 この幸運がまた訪れるならば。 またメガネをかけた。
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