第9章 あなたの体温

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脚を開かされてシャワーを当てられ、また微妙な気分にされて身悶えると彼らもやっぱり興奮してしばらく二人掛かりでいちゃいちゃが続く。悪戯されて火がついてしまった切ない身体を慰めるべく指や口を駆使して結局びくびくといかせてくれたけど。 「あ、何だよ、ずるいな。俺を除け者にして楽しいことしてさ。…まな、俺にも。ちょっとだけ触らせて」 上林くんが口を尖らせて乱入してきて、結局もう一度指を一杯出し入れされていかされた。 「あっ、うぅん、もお…っ!」 うつ伏せで後ろから指でされながら目の前の長崎くんにしがみついて甘い声を上げると、顔を仰向けさせられて口を吸われた。…ああ。 力なく崩れながら切れ切れに思う。お風呂に入れられるだけでこれだもん。 もお、身体保たないよ…。 「ごめん、ごめん。いい加減服着せてあげないとな。もう力全然入らないだろ?」 わたしを助け起こして高松くんが笑う。三人で協力してわたしをお風呂場から連れ出し、バスタオルで全身をくるんで愛おしげに丁寧に拭く。 上林くんが屈んでわたしの唇に口づけた。 「まな。…今日は泊まってって。明日まじで会社まで送ってあげるから。車あるんだ、俺仕事でも使うからさ。俺のTシャツ着てよ、今日こそ。…ちなみに下着はもう洗濯機に放り込んで洗い始めちゃったから。ね?」     
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