第1話 突然

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第1話 突然

俺の名はトモヤ。 自慢じゃないが、生まれてこの方18年、喧嘩に負けたことがない。 俺の隣にいるのがリュウヤ。 俺と喧嘩をして初めて勝敗がつかなくて、引き分けになった強者だ。 そして、その隣にいるのがシンヤ。 頭の回転が速く、喧嘩は体を使うのではなく頭だと、いつも言うている変わり者だが、腕は確かだ。 そして俺達は仲間になって、いつもつるんでいた。 それからはもうこの辺で、敵はいない。 周りから俺ら3人のことを、ヤスと呼ばれ誰も喧嘩を売って来なくなった。 聞いた話だと、俺らの名前の最後の文字がヤで3人組だからヤスだそうだ。 馬鹿馬鹿しい。 3人で街を歩いていると、ビルに付いているでかいテレビから、速報でニュースが流れてきた。 「速報です! 隕石が地球に向かってきている模様です! 大きさは約10km! 1kmの隕石が地球にぶつかると、地球は潰れてしまうと言われています。 それのおおよそ、10倍もの大きさの隕石が地球に到達してしまいます! このままではもう地球が滅亡してしまいます…」 えっ? マジか…地球が滅びる? ありえない現実が目の前に迫っていた。
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