幸せの結び方

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◆ 店内の喧騒が心地よくて 笑ながらビールを煽る。 もう何杯目になるかわからない 白い泡をかぶった苦い黄金色。 それほどお酒に 強い体質ではないけれど 今日は何杯飲んでも 酔わないような気がしていた。 それなのに、 目の前に座る友人は いつも通り世話を焼くのだ。 「小泉、もうその辺にしとけ。 飲みすぎだぞ」 「全然酔ってないもん」 「嘘つけ。 ”もん”とか普段言わねーだろ。 間違いなく酔ってるよ、お前」 苦笑いしながら 志藤くんも私と同じ 黄金色のそれを飲む。 ふとなんだか 学生時代に戻ったような 気分になった。
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