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彼の家の最寄り駅にあり
週に2、3度利用するらしい。
料理も美味しくて
確かにこれなら
毎日でも寄りたくなるだろう。
「それで? そのあとどうなったんだよ。
高級レストランで修羅場
みたいなことに発展したわけ?」
「んー……?
しゅらば……何の話?」
「おいおい。
ほんと飲みすぎだぞ。
これまでのマダムとの経緯を
ついさっきまで話してただろ」
「マダム……ああ、そうだっけ」
話したというか
お酒の勢いで吐き出していただけだ。
私の醜い部分を知っている彼なら
許してくれるだろう。
そんな甘えがあった。
志藤くんは聡い人だから
私の考えなんてお見通しかもしれない。
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