1  戦艦

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 復讐戦隊リベンジャーのリベレッドは戦いに明け暮れていた。パイロキネシスを使える最強ヒーロー軍団の1人だ。  本名は赤城啓一。  リベピンクの桃野玲子とエッチな関係にある。 「藤津の奴、ヒトをコキ使いやがって!」  藤津は多くの人間を切り捨てた不実な会社の社長だ。藤津に復讐するのがリベレッドの目的だ。  レッドたちはオセロットっていう伊佐市にある製薬会社に勤務していた。  リペピンクはスペイン語が堪能だ。  アブリルは開ける、サボルが味。  ピンク=ハニートラップに結びつけるのは凡人だ。  オセロットのオフィスのアチコチの扉はスペイン語で開くように出来ている。  男子トイレは安全だったな? 「セグロ」  男子トイレに入るとクリーチャーが現れた。  栗橋って社員でバケモノみたいな顔をしている。  リベレッドがパイロキネシスを放った。  クリーチャーは死んだ。  リベブラックは最弱ヒーロー軍団の1人だ。  黒崎ユズル、ブラック企業の社長だった。  リベブラックは知っていた。  超最強ヒーロー軍団にするためにレッドやピンクはブラックの命を狙っていた。 「藤津は倒したのか?」   ブラックは戦艦のブリーフィングルームでマカロンを食べていた。 「少しは手伝えよ?クリーチャーを殺してきた」  レッドはストレスから胃潰瘍になりかけていた。 「だって腰痛いもん」  ブラックはやり過ぎでヘルニアになっていた。 「いつまで社長気取りでいるの?」  ピンクが言った。 「しっかしブサイクだな?変身したまんまの方がいいんじゃないの?」  ブラックは豚みたいにブクブク太ったピンクにヒザカックンを喰らわせた。  ブラックもパイロキネシスを使えるがチョットしか出ない。しかも連発は出来ないんだ。  だからいつも戦艦でプラプラしてる。  ひ弱だが戦艦を操縦できるのはブラックだけだ。 「LINEバイトで別の仕事探せよ?」  レッドが言った。 「もう55だし?」  レッドとピンクは35、超氷河期世代にシューカツしたために貧乏を強いられた。 「どこかにイエローいないかな?」  発信器を見ながらピンクが言った。 「イエローは基本的に平和を好むからな?争いとかあまり好きじゃないみたいだ」  ブラックがつぶやいた。  ネットではなくリアルで。
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