3 人工知能

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3 人工知能

 DQNが犯人は僕だと言っている。  赤城は困惑していた。  銀次は確かに使えない奴だったが、殺したいとは思わない。 「機械のクセに生意気なんだよ!」 《機械のクセに生意気なんだよ!》  オウム返しか?人工知能なんてたかが知れてるな? 《人工知能なんてたかが知れてるな?スミマセンね?機械の分際で!》 「コイツ!俺の思考を読みやがった」  赤城は狼狽した。 《ブラックはあんたが犯人だって言ってたが、あんたじゃないな?あんたは死体を見たときに動揺しなかった。そもそも、あんたの脳裏には犯行のシーンが映っていない》 「人工知能ってスゴいな?あぁ!そうとも!俺は無駄な殺戮はキライなんだ」 《ブラックを潰すつもりでいるんだろ?》 「全部お見通しってわけか?」 《奴を殺すのはやめておけ?》 「どうしてだ?奴は俺を犯人だと疑っているんだろ?戦力にならないし?いてもらったって邪魔なだけだろ?」 《ブラックの思考もスキャンしたが彼も犯人ではなかった。つまり仲間にしておいた方が無難だってことだ?真犯人が凶暴な奴だったらどうするんだ?》
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