第1章 素直な気持ち

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数日後のことだった。 人知れず噂が流れていた。 『不良グループを潰した桃吾に婚約者がいる』 そんな噂だった。 桃吾はその頃無免許運転の疑いで 生徒指導室にて聴取をされていた。 生徒a:えぇー? 澁谷君の婚約者って誰だと思うー? 生徒b:この学校なのかな? 不良a:大変だよな… 澁谷…今でさえ狙われてんのに 噂で流れてる婚約者まで狙われたら…な… ガラガラ… 扉が開いた そこには学級委員長の美甘がいた。 美甘:今から大切なお話をします。 席について聞いてください。 生徒達:はーい。 静かに クラスの生徒達が席についた。 美甘:まずはじめに 今流れている澁谷君の噂ですが それについては事実無根という結果になりました。 不良b:なんだよ~ つまんなくなったな~ 美甘:もう一つは 澁谷君の無期停学が 先ほど職員会議にて決まった様です…。 この日を境に 学校にいた生徒も不良も しばらくの間静まり返った…。
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