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桃吾:まじかよ…
ゴメン…ちょっと待ってて…
美甘:えっ?
不意に手を離され桃吾の背中を追うと
目の前に何10人もの不良がいた。
美甘は言葉を失っていた。
不良a:桃から生まれた桃吾君じゃ~ん?
こんな所で奇遇だね~?
桃吾:どう考えても奇遇じゃないだろ。
何の用だよ?あぁ?
不良b:まぁ
そう急ぐなよ…な?
お前の後ろにいる奴が
婚約者とか言われてるやつか?
桃吾:あー?
知らねーよ…たまたまそこでナンパしただけ。
不良c:じゃあ
俺たちが好きにしてもいい…よな!
ブンッ…ガツッ!
美甘:えっ…?
桃吾:へへへ…
怪我…無いか?
ポタポタ…
頭から血を流しながら笑顔で気を使う桃吾に
美甘は何も言わずに頷いた
桃吾:とりあえず
その辺隠れとけ…な?
すぐ終わらせるからよ…
美甘:うん。
でも…怪我…
桃吾:大丈夫。
さぁ~て…本格的に潰してやるよ?
不良b:桃吾が守るなんて今までなかったぞ!
あの噂ホントなんじゃねーか?
桃吾:アイツには
絶対に手を出すな…いいな?
不良c:俺たちを潰せばいいだろ…
まぁ…その体じゃ無理だろうけどな…!
桃吾:上等!
美甘はこの時
今まで見たことのない桃吾の姿を目にした…
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