第1章 素直な気持ち

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桃吾:まじかよ… ゴメン…ちょっと待ってて… 美甘:えっ? 不意に手を離され桃吾の背中を追うと 目の前に何10人もの不良がいた。 美甘は言葉を失っていた。 不良a:桃から生まれた桃吾君じゃ~ん? こんな所で奇遇だね~? 桃吾:どう考えても奇遇じゃないだろ。 何の用だよ?あぁ? 不良b:まぁ そう急ぐなよ…な? お前の後ろにいる奴が 婚約者とか言われてるやつか? 桃吾:あー? 知らねーよ…たまたまそこでナンパしただけ。 不良c:じゃあ 俺たちが好きにしてもいい…よな! ブンッ…ガツッ! 美甘:えっ…? 桃吾:へへへ… 怪我…無いか? ポタポタ… 頭から血を流しながら笑顔で気を使う桃吾に 美甘は何も言わずに頷いた 桃吾:とりあえず その辺隠れとけ…な? すぐ終わらせるからよ… 美甘:うん。 でも…怪我… 桃吾:大丈夫。 さぁ~て…本格的に潰してやるよ? 不良b:桃吾が守るなんて今までなかったぞ! あの噂ホントなんじゃねーか? 桃吾:アイツには 絶対に手を出すな…いいな? 不良c:俺たちを潰せばいいだろ… まぁ…その体じゃ無理だろうけどな…! 桃吾:上等! 美甘はこの時 今まで見たことのない桃吾の姿を目にした…
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