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本当に煩わしいのは、母である。
母は俺に輝希兄さんを見てるに違いない。
過保護で、ヒステリック。
母の望まない行動なんかした日には折檻に近い仕打ちを受けた。
父は見て見ぬふりの一点張り。
それどころかヒステリックになられる位なら俺を見殺しにするかの様でもある。
母が、長く自分に望み続けるのは、俗に言われる近親相姦だ。
母で俺を呼び出す時は大概にして、
求められる。
気持ち悪い。
反吐が出る。
だが、身体は反応するのだから余計気色悪い。
母の行う行為に、頭より身体が反応を起こすのが何より苦痛だった。
穢い、簡単に言うならそう。
けれど輝希兄さんにされたい事を強制されて居る事の方が屈辱だった。
変わりなんて、余計惨めだ。
自由になりたい。
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