4人が本棚に入れています
本棚に追加
桜の夜、キミを想い歌い続ける
わたし、思うんだ。
こんなにバンド部のことを思ってて
こんなに仲間を信じ合えてて
こんなに……
こんなに……音楽を好きな人はいないよね?
『ねえ、ユウ……』
「ん?」
『わたし、ユウのためにも……部長達のためにも歌うよ。だから、聴いててね?』
「……ッ?!///…………うん、聴かせて。
僕のお姫様…?」
顔を赤らめながら言うユウが、
あまりに愛おしくてわたしは、自分の唇をユウのそれに押し付けた。
『ユウ!大好き!あと、みんなも!』
「私達はついでなのね?!」
「私もカンナちゃん好きー」
「舞台で思う存分、暴れきてよ?カンナ」
わたしは、キミのためにこれからも歌い続けるよーー……
最初のコメントを投稿しよう!