桜が散り、歌が咲く

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桜が散り、歌が咲く

ーーこの日が来てしまった。 新入生歓迎会はもう0日目前になってしまった。 となりのユウは、なんかすっごく余裕そうだけど肝心のわたしは全然…ていうか全く余裕じゃないです。 ばくばく心臓が鳴るんですけど?! フツーだったらさ、高鳴る鼓動の音が聞こえる…とかいい感じに言えるけどさ? 無理だって!!!! だって、声震えたらどうしようとか、考えちゃうし! 「カンナ、緊張してる?」 となりにいた、余裕そうなユウはにこやかな笑顔で言った。 今は、もう嫌味にしか見えない…。
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