桜が散り、歌が咲く

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『緊張します。やばいくらい』 「カンナ、ボーカルはね緊張しなくていいんだよ?」 『へ?…ここは、緊張することっていいことなんだよ?とかじゃ…』 「ん?まあ、別にいいけど。……僕は、カンナの歌声を響かせたいからカンナには暴れてほしいんだよ?」 『あ、暴れる?!それ、前にも言ってたけどわたし暴れないから?!』 あの時は、普通に答えたけどさ。 今思うと、すごく失礼だよね。 「とにかく!カンナには思う存分楽しんで、歌声を聴かせてほしい。僕に、ね?」 最後の方は、意地悪な笑みで言われましたよ? ユウって…絶対、なんか犯罪者になれそう。← まあ、わたしが止めるけど。 「僕以外に聴かせようとしないで」 『………ッ?!///』
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