桜が散り、歌が咲く

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息を吸って、吐く。 ばくばくと鳴る鼓動を少しでも抑えようと深呼吸をする。 それでも収まらないのは、わたしはワクワクしているのかな…。 「行くわよ。」 「はーい」 『わかりました!』 「カンナ、」 心配そうな瞳をするユウに心臓を鷲掴みにされた気分になった。 ユウはずっとわたしを思ってくれてる。 ああ、わたしって幸せ者だ。
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