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『ユウは、お母さんみたいだよねー』
「カンナちゃん言えてるー」
「僕は、お母さんじゃありません」
優しくて面倒見がいいユウは、顔も結構整っているのでモテた。
だからか、わたしのわがままにも付き合ってくれて入部した。
『それにしても、新入生歓迎会の演奏にわたし達新入生が出るっておかしくないですか?』
「あー、僕も思ってました」
「いいんじゃない?てか、カンナちゃんいなきゃ曲できないし」
「カンナちゃんボーカルだもんねえ」
そう。わたしは、歌唱力を生かしてボーカルになったのだ。
ちなみに、ユウは小さい頃からやっていたピアノだ。
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