桜が舞い、音楽は鳴る

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もう一度、男子生徒と部長を視界に入れると 部長の言葉にため息をつく男子生徒がいた。 「はあ、めんどくさ…ッ」 「はあ?!あんた、ふざけてる訳?」 「バンド部って、吹奏楽部と一緒じゃね?てかさ、お前ら熱くなりすぎ。うざ…」 『は?ちょっと…ッ!んむ…?!』 わたしが、男子生徒に突っ掛かろうとするとユウはわたしを背中に回した。 「あの訂正してもらえませんか?」 ユウが怒ってる……。 「はあ?なにをだよ」 「僕たちは、本気で音楽をつくってるんです。それをばかにするのはおかしいと思うんですが。」 「テメェ…オラッ!!!!」 とうとうキレてしまったらしい男子生徒はユウに手を出そうとした。 周りも、ユウがやられると思ったのか叫んだ。
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