第4章

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「戸惑ってるんだ……」 「急にこんなこと聞かれて?」 「いや……それだけじゃない……」 今日は我を失くすほど酔ってもないのに。 なのに僕は――テヨンの家にいる。 「初めて男の家に来た女の子みたいに?」 「からかうなよ……」 「ミヤネ――ごめんね」 目を閉じる間もなく 甘い声が僕の唇に重なった。 「ンッ……」 小さなリップ音を立て 愛しげに唇をついばみながらテヨンが囁く。 「あんた見てると可愛くてついさ――」
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