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「戸惑ってるんだ……」
「急にこんなこと聞かれて?」
「いや……それだけじゃない……」
今日は我を失くすほど酔ってもないのに。
なのに僕は――テヨンの家にいる。
「初めて男の家に来た女の子みたいに?」
「からかうなよ……」
「ミヤネ――ごめんね」
目を閉じる間もなく
甘い声が僕の唇に重なった。
「ンッ……」
小さなリップ音を立て
愛しげに唇をついばみながらテヨンが囁く。
「あんた見てると可愛くてついさ――」
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