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「ヒョン、お腹すいてない?」
「今度は兄さんて呼ぶの?」
「だって年上でしょ」
テヨンは少し考えてから
「それにもう親しい」
照れくさそうに口端を持ち上げる。
「年上ならそれらしく扱ってほしいとこだね」
背が高いから常に見下ろされてるせいか。
常に弄ばれているからか。
テヨンとは出会った時から
あまり年の差を感じない。
その上教師と生徒だっていうのに――。
「美味しい店たくさんあるから行こう」
「え?」
「どうせだから日本人があんまり来ないとこ連れてってやる」
「あ、ちょっ……」
「裏道、ちょっと怖いから手繋ぐよ」
この通り
「あ、おいっ……!」
手を引かれてリードされっぱなし。
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