第4章

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「こっち見ろよ」 「アアッ……や……」 「こっち見ろって――タクヤ」 背後から僕の髪を掴むと テヨンは乱暴に僕を振り返らせた。 「ひっ……」 目と目が合うと テヨンは僕の中に根元まで指を埋めた。 「ほら、気持ちいいだろ?」 「やっ……ああぁ……」 言うと見せつけるように 二本の指を出し入れしながら首を傾げる。 「気持ちいいだろ?」 「んっ……はいっ……」 肉体的な支配が関係まで左右する。 見据えられ嬲られると僕は当然のように敬語で答えてしまう。 「気持ちいいですっ……」
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