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第4章
午前0時。
おば様たちに恨み言を言われながら
アフターという形でテヨンと店を出た。
「どうしておまえまで……」
結果的に夜の街に2人。
僕の予想よりずっと危険な展開になってしまったわけだ。
「だって先生、酔い潰れてこの前みたいになったら困るでしょ?」
「それって……」
――どういう意味だ?と問う前に
「だから、足腰立たなくなったら」
「おいっ……」
路上でぐっと腰を引き寄せられ
僕はテヨンの腕の中へ
「道端で寝ちゃったら危ないでしょ?財布も失くすし――どっかの悪い男に襲われちゃうかも」
「悪い男はおまえだろ……!」
「ボク、日本語ワカリマセン」
「あのなぁ」
すっかり取り込まれてしまった。
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