恋人達のお茶会(エリオット)

3/3
404人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ
 恋人の可愛いお願いをぴしゃりとはねつけたエリオットを一瞥して、オスカルは「けち」と拗ねた顔をする。  そんな顔を見ていると途端に可笑しくなって、エリオットはクスクスと笑った。そして、今日だけはほんの少し甘い顔をしてもいいかもしれない。なんてほだされるのだ。  恋人になって一ヶ月と少し。二人の幸福な時間は、いつもお茶の香りと共にある。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!