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日本政府への誘惑 2
安全保障局(NSA)の依頼を受け、日本国内における軍事転用可能なハイテク技術につき、調査したものを記述しました。なお、調査方法は、住居等への侵入・変装・盗撮・盗聴・ハッキング・各種詐取行為等を含んでいますが、NSAの承認を受けたものであるとともに、2066年の日米安全保障条約において「有事防衛のための事前抑制的諜報活動」として認められています。予め、ご理解のほど、お願い申し上げます。
【1】2066年11月3日 水曜日 午前9時24分 埼玉県狭山市稲荷山2-3 航空自衛隊 入間基地 入間航空祭 「The Blue Impuls Show at The Iruma Air Base on 2066」
[調査対象人物]
駐日アメリカ合衆国大使 サンドラ・ガガ・ハミル
駐日アメリカ合衆国大使館 広報・文化交流部 報道室 室長:リチャード・マーフィー・ベーカー
外務省 北米局 日米安全保障条約課 課長:新垣康秀
防衛省 情報本部 統合情報部 ハイエンドテクノロジー支援課 課長:高木孝平
「(防衛省 高木)大使、どうも、ご無沙汰です」
「(大使)しばらくじゃない、お元気してた?」
「(防衛省 高木)はい、なんとか」
「(外務省 新垣)お、おいおい、高木さん、どうしたんですか、大使に声を掛けるなんて」
「(防衛省 高木)だって、手招きするんですよ、思いっ切り、ぞっーと、しちゃって、つい・・・」
「(外務省 新垣)なるほど、じゃぁ、向こうへいきましょう、ここは場所が良くな・・・」
「(室長)あら?新垣さんも、ご一緒?奇遇ですね、よほど、お二人とは良いご縁がありそうですね、あはははー」
「(大使)室長、なに笑ってるのよ?」
「(室長)い、いえ、あっ、た、大使、こちら防衛省の高木さんと外務省の新垣さんです」
「(大使)あぁ、どうも、駐日アメリカ大使のって、存じ上げてますよっ、だから、仲良くお話してたんじゃなぁい、何言ってんの、もぅ、室長ったらぁ~、いやぁ~ね~、年はとりたくばいですよねぇ~、新垣さ~ん」
「(外務省 新垣)え?あぁ、あはははぁ、え?、」
「(室長)大使、困ってるじゃないですかぁ、新垣さん、ねぇ」
「(大使)も~ぅ、お年寄り室長がうざいから、あたしは、あたし。じゃぁ、お二人さん、またねぇー」
「(外務省 新垣)あ、はい、失礼します」
「(防衛省 高木)失礼します」
「(室長)いやいやいや、いつもいつも、すみません」
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