大好きだから

4/16
前へ
/16ページ
次へ
栗色に色付いた、さらさらの髪の毛。 フランス人形の様な色の、美しい肌。 大きくも小さくも無い身長の中で、一際目立つ細長く綺麗な、脚。 それぞれのパーツが、合わさると、桜庭凛…と言う人物に、なる。 満開に咲いた、花を連想させる、笑顔。 私は、その笑顔に一目惚れだった。 凛は、私に、話し掛けてくれた。 その時の、嬉しさと言ったら…… 嘘では、無い。 死んでも良いと思ってしまう程だったのだ。 凛は、凄く優しくて、差別何てしない。 いつだって、皆に心を配っていた。 いつか、凛の心が無くなってしまうんじゃ無いかと、思うまでに、優しかった。 だからこそ、私は凛が大好きだった。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加