大好きだから

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凛が、隣に居てくれれば、私はそれだけで、良かった。 頭が良くなんなくても、良い学校に行けなくても。 私は、それで、幸せだと感じた。 凛にその事を伝えたら、私の事を抱きしめてくれた。 『 何言ってるの?芽衣ちゃん。2人で、同じ高校行こうよ! だったら、一緒に頑張れば、良いよ。』 甘い香りが、漂ってきた。 私は、何度も頷いた。 嬉しくて、何も言えなかったから。 ずっと、一緒に居られる…そう、思っていた。 信じていた……のに。
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