るなるなじゃんじゃん

「思ったんだけど。」
「何を。」
「鹿せんべいってあるじゃん？」
「あるな。」
「その鹿せんべいを食べる鹿がいるじゃん？」
「いるな。」
「それを売るじゃん？」
「売るな。」
「大金を手に入れるわけじゃん？」
「得るな。」
「気分が良いから電柱折り曲げるじゃん？」
「折るな。」
「でもまだ足りないからさらに鹿を捕まえるじゃん？」
「狩るな。」
「その鹿革で全身コーディネートするじゃん？」
「着るな。」
「その鹿の亡霊が間違えてキミのとこにいくじゃん？」
「来るな。」
「鹿の後ろ足で蹴られるじゃん？」
「蹴るな。」
「挙げ句に取り憑かれて肩が重ーくなるじゃん？」
「凝るな。」
「鹿の亡霊がキーキー言いながらバナナ食べだすじゃん？」
「猿な。」
「亡霊の暴露により、キミの秘密を知ってしまうじゃん？」
「知るな。」
「あまりの秘密に動揺したけど、気を落ち着かせるために、とりあえず林檎をすりおろすじゃん？」
「するな。」
「そしたら隣で亡霊もすりおろし始めたから一気にデッドヒートになるじゃん？。」
「競るな。」
「最終的に背中が三日月みたいになるじゃん？」
「反るな。」
「そのすりおろした林檎を、木製の、普段はウィスキーとか入れてある容器に入れるじゃん？」