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実際、中学の時の「二人組を作りなさい」という場面では、旭日と亜由佳、由実と詩織で組むことが多かった。
何でかな、亜由佳は私の冗長な話もニコニコと笑って聞いてくれるからだろうか。
親しい友達を順序付けするなんて、嫌な奴だと自分でも思っている。我ながら闇が深いと言うか、どうしてもやることなすことが根暗なものになってしまうのは、先天的な性格のせいなのだろうか。
そして、亜由佳に特に心を開いている理由は、もう一つあった。
『あ、そういえば大日方くんが新しいツイートしてたよ』
「本当?どんなこと書いてあった?」
『えっとねー、サークルの追いコンが楽しみなんだって。仲の良い友達を思いっきりいじり倒そうと意気込んでいるみたい』
「ふはっ、何やってんだろうね」
未だ引きずっているという指摘を旭日が頑なに認めなかった、大日方愁という男。中学以来さっぱり再会することのなかった、忘れられない存在。
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