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またある女子は体育の授業で遠慮なくおっぱいを揺らしまくる。女子高としては普通の光
景だが、健全な男子からすれば相当な生殺しだ。もちろん、不純異性交遊は校則で禁じら
れている。
毎日のように目に毒、というより硫酸をぶっかけられているようなものだった。人並み
に性欲のある彼はリビドーを抑えることに日々強烈なストレスを感じている。オナニーの
回数も当然増えて、体力が落ち、仕事の負担になっている。
この辛さをどこかで発散出来ないか、なんならなにかをきっかけにこのうら若き乙女た
ちとセックスすることは出来ないだろうか……。
いつものようにそんなことを考えていた昼休みの時だった。同級生で現場マネージャの
りこから、ありすとみくが『大人になるためにはどうすればいいのか』という悩みを抱え
ていると報告を受けた。
「あありこ、ありがとう。じゃあこっちでまた二人と話してみるよ」
「あっはい。ありがとうございます。ではよろしくお願いいたします」
恭しく礼をして去っていくりこを見て、三月は誰かに見られないように悪い笑みを浮か
べた。いい考えが浮かんだのだ。
「お礼を言うのはこっちだよ、りこ……」
アイドルが「大人になるためにはどうすればいいのか?」そんなこと、昔から相場が決
まっている。
「セックスだ」
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