Ⅰ はじまりは、ママのために

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「へーそうなんだ。じゃあ、楽しいこと考えよう!」 「お空の雲たべたいなー」 いいねー、どんな味? 「わたあめみたいな、あまいあじ」 「星もたべたいなー」  星はどんな味? 「いちごとみかんとレモン!メロンもあるよ」  おいしそうだね。ママも食べたいなー 「ぜんぶ食べたらなくなるから、16こだけならいいよ。」  16こもいいの?ありがとう! ママは優しく笑ってくれた。 ぼくは嬉しくなって続けた 「お月さまもたべたいなー」  どんな味?  「おせんべいの味だよ。」 ママが嬉しそうに聞いてきた。  ママもたべたーい、どうしたらたべられるかな? 「お空に行ったらたべられるよ!」  じゃあ、お空に行ってとってきてくれる? 「うん、ママつれてって!」  えー、ママは連れてけないなぁ・・・ そして、ママはニヤリと笑って面白そうに言った。  キョタ、宇宙船に乗ってママの所にきたって言ってたでしょ? 「うん、そうだよ。」前にママに話してあげたんだ。 じゃあ、宇宙人にお願いすればいいんじゃない? 「わかった!お願いしてみる!」
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