春の河原

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春の河原

春はこわい いつでも何か、襲ってくる きらきらした川のほとりで 風に乗ってるはなびらが ぽとんと小石に落ちる 生暖かい風も 頬を撫でる ぞわっと背中に入り込む 明日になったら、 きっと、新しい部屋のドアを開けているんだ 明日から? いや、これから。 そう今からすぐに、ここから立ち上がって そこに歩いて行かなきゃいけないんだ ざりざりと 小石と砂を擦りつけた
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