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夜の9時頃。とある一軒家のリビングで壁掛けの時計をぼんやり見ている少女がいた。
まっ白なミディアムの髪。身長は154cmほどで華奢な可愛らしい雰囲気の少女。同じ色をした猫耳とお尻の少し上の辺りに猫特有の長い尻尾が生えているのが目を引く。彼女は半獣だった。
半獣とは見た目こそ人間と代わりはないが獣の耳と尻尾を持った人と獣のハーフ。
もちろん耳と尻尾は収納可能だ。どんな仕組みかは知らないが。
現在はペットとして扱われておりペットショップで犬、猫を買うように半獣を買える時代であり、かくいう彼女も飼われている身の上。
しかし、なにか不自由があるわけでもなく寧ろ普通に暮らせている。食事も三食与えられ…もとい料理が出来る彼女は自分で食事を作りもする。
今日は火曜日なため朝から飼い主が仕事でおらず冷蔵庫にある食材で昼食のオムライスを作り、○ルナンデ○や○○ネヤなどを見ながら食べていた。
たまに自分でお菓子を作ったり飼い主がお土産で買ってきてくれることもあるため待遇は良い方である。
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