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梅「お前
俺の女になれよ」
梅之助が私の耳もとで低く囁いた
華「 (ゾクッ」
華「っ!!」
ーードカッ
私は渾身の力を振り絞り、梅之助のお腹に拳を突き上げた
梅「ぐっ」
すると梅之助の掴む力が弱まったので、その隙に梅之助の腕を振り払う
華「誰がお前の女になるか!」
「ぶっ!!」
私が叫ぶと、後ろから笑い声が聞こえた
後ろを振り返ると、栄太郎がお腹を抱えて笑っている
栄「あははははは!!
梅之助、葵に振られちゃったね」
梅「うるせぇ!」
梅之助が栄太郎を睨むが、栄太郎は笑ったままだ
いつから居たんだ
私が不思議に思っていると、栄太郎が近付いてきた
ーーグイッ
華「へ?」
そして、さりげなく私の腰を自分の方に引き寄せる
華「なっ、何するんですか!」
私が慌てて離れようとするが、力が強くて抜け出せない
何で二人ともこんなに力が強いんだよ
私がふてくされていると
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