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色々あったけど何とか平和?に夕餉を食べ、私が洗いものをしていると二人はこそこそと部屋を出た
どうしたんだろ?
不思議に思ったけど、洗いものがたくさんあるのでこっちに集中することにした
ーーカチャカチャ
ーーゴシゴシ
ーージャブジャブ
華「ふー、こっちでは水道が無いから大変だった
な~」
洗いものが終わり、手を拭きながら布団を敷こうと寝室へ歩いているとするけど、あることを思い出した
ヤバい、そういやまだ布団一枚も買ってなかった
・・・・・そう、布団のことだ
これじゃあ、また皆で寝る事になるかも
この前は二人とも私を男だと思っていたから良かったけど、今はもう完全にバレてんだよ!
どうすれば良いの~
私が頭を抱えてしゃがみこんでいると
栄「葵、どうしたの?」
すぐそばで栄太郎の声が聞こえた
顔を上げると、栄太郎が私の隣にしゃがみ、私の顔を覗きこんでいた
ちかっ!!!
私はあまりの近さに背をのけ反らせた
華「何でもないよ!それより何か用」
栄「うん、実は葵に話したい事があって」
華「話したい事?」
栄「いいからついて来て」
そう言うと、栄太郎は私の手首を掴み、歩き出した
華「え!ちょっと待ってよ」
栄「いいから、いいから」
そして、栄太郎は私を引きずりながら歩き続けた
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