二人の正体とは (´・ω・`)?

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栄太郎に連れてこられたのはこの前三人で眠った部屋だった しかも既に布団(二枚だけ)が敷かれていて、その上に梅之助が胡座をかいて座っていた 梅「今日も三人で寝るか」 華「寝ないよ。それで何の用」 梅「つれないねぇ」 梅之助がニヤニヤしながらからかってきたので、私は少しイラッとした 華「用がないんだったら私は出るよ」 梅「わわわっ、ちょっ 待てよ葵」 私が部屋を出ようと襖に手をかけると、梅之助が慌てて立ち上がり私の腕を掴んできたので、私は渋々布団の上に座った 華「私は忙しいのでさっさと話してください」 栄「実は僕たち葵に隠してる事があるんだ」 華「はい?」 栄「僕の本当の名前は『吉田 稔麿』」 梅「俺は『高杉 晋作』」 稔「ちょっと色々あって隠してたんだ。葵も気づ   いてたでしょ」 華「・・・まぁ」 あまりにも急に正体をバラしてきたので、私は困惑した しかし、栄太郎・・・いや、吉田の次の一言によって私は固まってしまった 稔「本当の名前を教えたんだから葵も僕たちに本   当の名前を教えてね」 華「・・・・・えっ」 稔「いつも名前を呼んでも少し反応が遅いから怪   しいなぁって思ってたんだ」 華「・・・・・」 まさかバレてたなんて・・・ 華「( ハァー」 私は大きなため息をはくと、背中はピシッと伸ばした
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