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晋「なんでもいいからさっさと来いよ」
ーーグイッ
華「わっ!!」
突然晋作が稔麿が掴んでいる腕とは反対の私の腕を引っ張って、布団の上で私を抱き締めた
華「・・・え?」
晋「まだ春なんだから夜は冷えるぞ」
私が呆然としていると晋作が私の耳もとで囁き、抱き締める腕の力を少し強めた
華「はっ、えっ、えっと・・・」
急に何で抱き締めるの、全然意味わかんない!!
私が顔を赤くしながら狼狽えていると、突然後ろの方へ引っ張られた
稔「僕のおもちゃに手を出さないでよ晋作」
おもちゃ?・・・
まぁ、とりあえず助かっ・・・
ーーギュッ
えっ?
安堵したのもつかの間、今度は稔麿に抱き締められた
華「ちょっ、」
稔「華は柔らかくて暖かいね」
華「ひゃあっ!!」
私が抗議しようとした瞬間、稔麿が突然私の耳に息を吹きかけた
華「止めろっ、変なことするな!!!」
私は稔麿の腕の中から抜け出そうと必死に暴れるが稔麿がさらに腕の力を強めたせいでなかなか抜け出せない
華「ーーっ!!」
稔「無駄だよ、華の力じゃ僕から抜け出せない」
華「そんなのやってみなきゃわかんないだろ」
稔麿が抜け出そうとする私をニヤニヤ観察している
くそっ、絶対抜け出してやるっ!
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