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晋「お前ばっかずるいじゃねぇか」
晋作がまた私を引っ張ろうとするが、稔麿がさらに腕の力を強めた
稔「やだよ!華は僕の何だから、ね♪」
いや、私は誰のものでもないって言ったじゃん
晋「お前のじゃねぇだろうが」
稔「僕のものだよ」
二人の間に火花が散る
華「( ハァー」
もういい加減にしてほしい
華「二人とも・・・」
晋「そういや、稔麿はいつ華が女だって気付いた
んだ」
私が二人を宥めようとした瞬間、晋作が私に問いかけてきた
華「えっ///」
私はついあの時の事を思い出してしまい顔を赤くしていると、稔麿が後ろでニヤリと笑う気配がした
ヤバい!!
何となくそんな予感がして私はさらに必死に抜け出そうとするが、稔麿ががっちりと私を捕まえている
稔「へぇー、そんなに知りたいんだ」
否定しろ、晋作
晋「んー、まぁな」
私の願いは虚しく晋作がそう言うと、・・・
稔「この時だよ」
そう言って稔麿が私の襟元に手を突っ込む
そして
ーームニッ
華「 ンッ ・・・やめろ・・///」
私は急いで稔麿の腕を掴むが、手に全く力が入らない
華「もうっ・・ほんとに・・・やめ・・・///」
晋「何やってんだよ」
私が目じりに涙を浮かべて顔を赤くしていると晋作が稔麿の腕を掴んだ
華「ううっ、晋作・・・ありがとう」
晋「ぅっ、ああ///」
私が晋作を見上げてお礼を言うと、晋作は私から視線を逸らした
・・・なんで
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