プロローグ

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プロローグ

「愛してください」 そう呟いたのは、あなたが居なくなってからですね。 あなたと過ごした頃のわたしはもう居ない。 もう、居ない?わたしの記憶の中には居るかもしれない。 けどその記憶も、歳を重ねる毎に薄れて、ぼやけてしまう。 声も 匂いも 口癖や 仕草も あなたが置いていったTシャツは、洗えずに あの日のままで、今も眠っている。
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