悪魔の子と呼ばれた男

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「こいつさ、結構手が早いけどここまでマジになることってそんなにねぇんだよね…“いきなり胸ぐら掴んで来た”は違うんじゃねぇの?おっちゃん?」 ルディアは笑みを浮かべてはいるが瞳が鋭くなり男達を射抜いた。わざと男の言葉を強調までしてやる。 アカギとは少ししかまだ一緒にはいないけど彼はからかい絡むことはあっても割かし穏やか?なのだ。 止めろと言えばそれ以上はしないし。見た目の派手さに性格はそこまで比例しないのかとも思う。 襲われたらしいが、結局自分はこうして生きているし何も取られてはいない。 危うさを持ってはいるがこういう風に扱い方さえ間違えなければ、自分達と何も変わらない。
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