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「アカギ、とりあえず…このおっちゃん下ろしてやってくんない?」
ルディアの言葉にアカギは何も言わず、男の胸ぐらを掴んでいた手を離した。
宙吊りからいきなり手を離された男は尻から地面へと落ちる。
「なにす…!」
「俺は悲しいよ…どこにいたってこう言う事はあるんだよな…。これは、おっちゃん達が悪い。こいつに謝ってくんない?」
男が落とされた事への文句を言う前に、ルディアは鞘に入ったままの剣をそのまま男の喉元に突きつけながら苦笑した後、ニッコリと微笑み言葉を続けた。
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