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ルディアはアカギと別れ、町をブラブラ歩く。
ふと前方に物陰に隠れる見知った顔を発見する。グレイだ。
と言うことは彼の固有イベントが始まる。
ルディアは真っ直ぐ進み、声をかけながらグレイへと近づく。
「おーい!グレ…」
「ふにゃあ!?フー…!」
が、何かに声を遮られた。足元を見ると白い猫の長い尻尾を踏んづけていた。
「うわ!悪い!気づかなかったんだよ」
「フー!」
慌てて謝ったが既に時遅し猫は完全に怒りを露にしている。
尻尾にも痛覚はある。踏まれれば痛い。自分が半分猫なだけによくわかる。
気がつかなかったとは言え、申し訳ない事をしたとルディアはへこむ。
しかし怒った猫は止まらない。ルディア目掛けて飛びかかって来た。
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