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「しかし貴方は…相変わらずですね…幼少期から変わっていない」
「なにおぅ?!俺だって少しくらい成長くらいして…!」
「あんたアホですか!?もっと小声で……!」
変に生真面目というか何というか、そういう所は変わらないルディアにグレイはやれやれと肩を竦める。
しかし表情は穏やかなものだ。ルディアは少しくらいは成長していると抗議をした。
ムッとしたのだろう、その声は少し大きかったようだ。慌てたグレイが注意するが間に合わず、音に反応し二人に気づいた猫が飛びかかってきた。
グレイの前にルディアが庇うように出た。
グレイは目を見開く。遠いあの日と重なる__
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