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圭吾は圭吾だよと
気づけなくてごめんねと
誘われた公園での花火
暗闇の中弾かれる火花に照らされたのは、自分の方が傷ついた表情を浮かばせた真波の顔。
気持ち悪いと拒絶されなかった事に、子供だった俺は喉を押さえつけられると同時に胃を鷲掴みにされたように真波から目が離せなかった。
動けなかった。
俺の性癖を気持ち悪くなんてないと
嘘の見えない真剣で柔らかい声
慰めも
同情もない
俺を俺として認めてくれるだけの数言
その言葉にどれだけ救われたかなんて
君はわからないだろうね…
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